乾燥炉 栄進空調 
          
 [4] 高電圧発生装置が原因の植毛不良

 1.高電圧の設定はパイルの長さ及び装置、湿度等により多少異なりますが下記に概算の設定値を示しますので参考にして下さい。

   a.電極間距離と電圧の関係  −−−−−  10,000V / 25〜35mm

   b.印加電圧            −−−−−  15,000 〜 25,000V

   c.高圧電流            −−−−−  200 〜 1,000μA

     *高圧電流値は電極形状、パイル量、湿度等により異なります。

 2.当社の高電圧装置は自社開発の高度な制御システムにより高速安全性に優れています。

 3.高圧電極は被植毛物にパイルが集中するような特殊形状になっております。[PAT.108419]

[5] 植毛装置が原因の植毛不良

 1.パイルの循環量が少なくなると植毛が薄くなる。

 2.高電圧用電極にパイルが付着し漏電している。

 当社のBLOW型植毛装置は植毛室が非常にシンプルで簡単に清掃が出来るような構造になっております。また、外部から植毛室内部を監視できます。


[6] 冬になると植毛が悪くなる問題

 1.パイルによる植毛不良で述べたとおり冬季にはパイルが乾燥し植毛状態が悪くなります。

 2.なぜ、冬季には湿度が下がるのでしょうか。自然現象または人為的(暖房・機械の発熱)に空気が暖められると空気の体積が膨張し相対湿度が下がってしまいます。

 3.当社の加湿装置は[PAT.108419]上記の現象を逆に利用し、植毛室より10〜15℃高い温度を作り(空気を膨張させる)そこに加湿します。そして植毛室に送り込まれ植毛室内で温度が下げられる為に 空気が縮小し相対湿度が上がります。

 上記のシステムによりパイルを再生しながら使用していると同じことになり、パイル交換の必要は全くありません。